歯科衛生士の求人で「求める人物像」を載せると【応募が減る】!?
2022.03.29
こんにちは、土屋です。
2016年から5年で500名以上の歯科衛生士を採用してきました。歯科衛生士の離職率は30%以上と言われている中、私が採用した方の離職率は9.6%です。
採用を実施することが決定したら、まず「求める人物像」を設定しましょう。
よく言われるものですが、これは、歯科衛生士の採用においても必要なのでしょうか?
私の答えは「NO」です。正確には、設定しても公開はするな、です。
どうしてか?その理由と対策について解説していきます。
歯科衛生士の求人で「求める人物像」を載せると応募が減る!?
結論:減る。歯科衛生士の採用市場は超売り手市場であるからです。
求める人物像を設定すること自体は良いことだと思いますが、求人情報に載せるのはやめておくべきです。
「求める人物像」とは?
そもそも「求める人物像」とは、主に一般企業において「会社の目標達成とさらなる成長に必要な人物の採用基準を具体的に表現したもの」です。かみ砕いて言えば、「こんな人に来てほしい」という会社側の要望をまとめたものです。
なぜ設定するのか?
採用活動において、たくさんの母集団(応募者)の中から必要な人材を見極めるために必要となるからです。多くの母集団が集まる前提で、効率的に自社にマッチする人材を採用するために使います。
他にも目的はありますが、ここではわかりやすく採用にフォーカスして話を進めていきます。
参加を検討されている方は、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考に、有意義な時間を過ごしてください。
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歯科衛生士採用で「求める人物像」を載せると応募が減る理由

歯科衛生士の求人倍率は20倍です。つまり1人の歯科衛生士を20の医院で取り合っている状態です。
そんな中でハッキリといえるのは、医院側は選り好みしている場合ではないということです。
医院は、選ぶ側ではなく、選ばられる側なのです。
求人情報に求める人物像を載せるのは「こんな人だけ来てください」という、選ぶ側の発想なのです。
選ばれる側がまず考えるべきは、どうやって選ばれるのかであって、そのためにどんな人でもいいから応募してもらえるようにすべきです。それにはできるだけ広く間口は開いておくことです。採用成功のためには、まずは母集団を増やすということが、人材採用における揺るがないセオリーなのです。
歯科衛生士採用でよく見る「求める人物像」
歯科衛生士採用でよく見かける「求める人物像」を並べてみました。
「こんな人と働きたい!当院が求める人物像」
- 人の役に立ちたい、患者様ファースト
- 人と接するのが好き
- 成長意欲がある、自己研鑽の意欲がある
- 素直な心をもっている
- チームワークを大切にする、仲間のためにがんばれる
- 何事にも前向きに取り組める、自分から進んで行動できる
- 仕事にやりがいを感じることができる
- 何事に対しても前向きに、積極的に取り組める
- 他人のために率先して行動することができる
- 体力に自信がある
これをみてどう思いましたか?
私が感じたのは3つです。
- こんな人ならどこの医院でもほしい
- というか、そもそもこんな人いない
- 上から目線で感じが悪い
では、私ではなく、歯科衛生士はどう思うか?

このように思います。
求人を見てくれているので多少なりとも興味があったはずなのに、取り逃してしまうことになるのです。
だれだもいいから採用するのかというと、そういうことではありません。
この話はあくまでも「応募の間口を広げる」話であって、採用基準を下げましょうという話ではありません。自院組織に合う人材であるかどうかは面接で見極めてください。求人対応の手数は増えてしまうかもしれませんが、可能性は広がります。
応募が増えれば可能性が広がる
可能性が広がることは、医院にとっても、求職者にとっても、双方にあてはまることです。
医院にとっての可能性は、応募者が増えることで、
- 複数人を比較してその中からいい人を選べる
- 採用できる人数が増える
- いままで採用できなかったタイプの人を採用できる
求職者にとっては、
- 自分の可能性を広げられるということです。
最初から完璧な人はいません。特に中途採用の場合はなんらか課題を抱えている可能性がある。その中で少しでもその人材の可能性を見つけて、良いところは伸ばし、良くないところは教育していく。それも医院の役目です。
歯科医院における求める人物像は3要素のみでOK
求める人物像を設定すること自体はするべきです。事業計画や人員計画、評価制度との関連性も高いため計画性をもって歯科経営をしていきたい院長はぜひ考えてみてください。しかし、あまり難しい設定は必要ありません。シンプルなもので大丈夫です。上記で挙げたようなものは理想であって現実的でないからです。
明るく 素直で ポジティブ
数百名を超える歯科院長に求める人物像のヒアリングをした結果、突き詰めるとこの3要素に集約されます。こんな人材なら自分も採用すると思いませんか?求める人物像に迷ったら、そのままお使いください。
しかし、三拍子揃った方に巡り合うことは少ないので、3要素の内どこに重点を置くかくらいを決めて面接しましょう。
デンタルHR総研では「こんなサポート」ができます。
弊社では採用活動を丸投げできて、採用するまで完全無料の採用代行サービスを用意しています。求める人物像の設定についての相談も含め、採用するまで無料です。
興味のある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
- 歯科衛生士の求人で「求める人物像」を載せると応募が減る
- なぜなら、歯科衛生士の採用市場は超売り手市場であるから
- 「求める人物像」が必要なのは、多くの母集団の中から効率よく人材を見極めるため
- 歯科医院は求職者を選ぶ側ではなく、選ばれる側である
- 理想を掲げた「求める人物像」は、求職者が萎縮し逃げてしまう
- 応募が増えれば、求人医院、求職者、双方に可能性が広がっていく
以上、はじめから高い要件を求めるのではなく、なるべく間口を広げる。自信がない、不安でいる人材については、指導・教育していくというスタンスでいることが、結果として質の高い人材を集め、定着していくことに繋がっていきます。
医院側のスタンスを求職者は常に見ているということをお見逃しのないように!
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