歯医者の年収はいくら?平均や収入を上げる方法をわかりやすく解説

2024.06.28

歯医者の年収がどれぐらいかを知っておきたいと考えている方もいるでしょう。本記事では、歯医者の平均年収や年収の特徴、収入を上げるためのポイント、年収が安定している歯医者の特徴をわかりやすく解説します。また、歯科の人材採用のサービスを提供する「デンタルHR総研」のご紹介もするので、歯科医院を支える有能な人材を探すための参考になれば幸いです。

歯医者の平均年収とは?

歯医者の平均年収は、およそ600万円から1,400万円程度とされています。しかし、年収には年齢、勤務形態、地域、性別などによって大きな差があります。例えば、都市部と地方部では年収に差があり、都市部の方が高収入となる傾向があります。また、男性歯科医師の方が女性歯科医師よりも高収入です。女性歯科医師は、出産・育児による休職もしくは退職などの影響があり、男性より勤続年数が短くなることが多いためです。

つまり、歯科医師の平均年収を一概に示すことは難しく、さまざまな要因によって大きく異なるのが実情です。

 

歯医者の給料や平均年収についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。『歯医者の給料・平均年収は?開業医と勤務医の違いも解説

歯医者の年収の特徴

歯科医院を経営する立場から見れば、歯医者の年収は重要な課題です。以下では、歯科医院経営の際の参考になるよう、歯医者の年収の特徴を解説します。

歯医者の年収は40代から上昇している

一般的に歯医者・歯科医師の平均年収は、40代前半までは横ばいですが、40代後半から上昇し始め、ピークは50代後半となる傾向にあります。経験年数が上がるにつれて技術が向上し、より高額な治療を行うことができるため、年収も高くなっていきます。また、副業として別の歯科医院で働いたり、書籍の執筆や講師として働いたりするなど収入アップにつながる活動をしている方も多いです。このように、歯医者の年収が40代から上昇するのには、さまざまな理由が考えられます。

勤務医の年収は歯科医院より病院の方が高い

歯科勤務医の年収は、勤務先の医療機関によって差があります。一般的に、個人経営の歯科医院に勤務する場合よりも、大学病院や総合病院などに勤務する方が年収は高くなる傾向にあります。勤続年数によってバラつきはありますが、歯科医院に勤める歯科勤務医の平均年収は600万円程度、総合病院で働く歯科医師の場合は約750万円とやや高めです。大学病院や総合病院などで働く歯科勤務医が高収入を得られるのは、夜間や休日の当直業務など各種手当てが充実しているためです。また、病院では歯科医師の高度な専門性が評価されやすい傾向にあるためと考えられます。

勤務医より開業医の方が年収が高い

歯科医師の年収は、開業しているか勤務医かによって大きな差があります。一般的に、開業医の方が勤務医よりも高収入を得られる傾向にあります。これは、開業医は自らの経営努力によって収益を上げることができるためです。

 

区分

平均年収

開業医

約1,400万円

勤務医

約600万円

上記の表は、歯科医師の開業医と勤務医の平均年収を示しています。開業医は勤務医の約2倍以上の年収があることがわかります。ただし、勤務医の場合は年齢や性別、フルタイムか否かといった就業状況や研修医なども含まれるためあくまで参考となります。

開業医と勤務医の年収の違いに関しては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。『歯医者の給料・平均年収は?開業医と勤務医の違いも解説

歯医者が年収を上げる方法

歯医者の皆様にとって、年収を上げることは大きな関心事の一つだと思います。単に収入が増えるということだけでなく、歯科医院が評価されているという実感にもつながるためです。以下で、具体的な歯医者の年収を上げる方法をご紹介します。

歯科医院を開業する

歯科医師の年収を上げる最も確実な方法は、歯科医院を開業することです。先述したように、開業医は勤務医より年収が高くなる傾向にあります。開業医の収入は、院長年収に加えて医院経営による収益が含まれるためです。

新規開業の場合、当初は借入れなどの負担もありますが、医院の規模が大きくなるにつれて年収は向上していきます。また、承継開業の場合は、すでに一定の患者層と収益があるため、比較的リスクが低くスムーズに事業を継承できるメリットがあります。

集客しやすい場所で開業する

歯科医院の開業場所は、年収の向上に大きく影響します。集客が見込めない場所では患者さんが集まらず、十分な収入を得ることができません。集客しやすい場所の例として、繁華街や駅前といった人通りの多いスポットが挙げられます。

また、立地が良いほど開業時の初期投資が高額になるため、資金面での準備が欠かせません。開業支援ローンの活用や、フランチャイズ形式での開業なども選択肢の一つです。このように、集客が見込める好立地での開業は、歯科医院の年収アップに大きく寄与するでしょう。

自費診療を増やす

歯医者の収入を上げる方法の一つが自費診療を増やすことです。自費診療とは、保険外の治療やサービスのことを指します。保険診療は診療報酬が決められているため、収入は限られてしまいますが、自費診療の料金は自由に設定できるため、収益を伸ばすチャンスとなります。自費診療の主な例としては以下が挙げられます。

  • ホワイトニング
  • 矯正歯科
  • インプラント
  • 予防歯科(PMTCなど)

自費診療を行うには患者様のニーズをしっかりと把握し、一人ひとりに合わせた提案が重要です。また、自費診療のメリットをわかりやすく説明し、患者様に納得してもらうことが大切になります。自費診療のスキルアップのために、研修会の受講や学会への参加など、常に勉強を怠らないよう心がけましょう。自費診療の質を高めることで、リピート患者を増やし、収入の向上につながります。

年収が安定している歯医者の特徴

年収が安定している歯医者には、どのような特徴があるのでしょうか。年収が安定している歯医者に顕著な特徴として挙げられるのが、経営の方向性に基づき差別化を行っていることです。具体的な特徴をご説明するので、年収を上げるための参考にしてください。

具体的な経営の方向性を持っている

年収が安定している歯医者は、具体的な経営の方向性を持っています。経営方針や目標を明確にし、方向性に沿って着実に歩んでいます。例えば、以下のような具体的な目標を立てているでしょう。

 

目標

内容

患者数の増加

地域の皆様に愛される歯科医院を目指す

売上の向上

自費診療のメニューを充実させる

経営の効率化

無駄を排除し、コストを抑える

こうした明確な目標のもと、計画的に経営を行うことで、安定した収入を得られるのです。目標達成に向けた具体的な施策を立て、着実に実行することが重要となります。また、他医院との差別化を図れるよう、常に経営の方向性を見直し、軌道修正を行うことも大切です。状況に応じて適宜、経営方針の見直しを行うことで、安定した年収を実現しています。

自院の強みや弱みを把握している

年収が安定している歯医者は、自院の強みと弱みを客観的に把握し、それに基づいた経営を行っています。例えば、以下のように強み弱みを洗い出すことが重要です。

 

強みの例

弱みの例

好立地

古い設備

高度な技術

スタッフ不足

診療科目の充実さ

スタッフ教育が不十分

強みを活かしつつ弱みを克服する努力を続けることで、患者満足度が高まります。自院の置かれた状況を正しく認識することが、年収アップへの第一歩です。

キャッシュフローが安定している

年収を安定させるには、まず自身の歯科医院のキャッシュフローを安定させなくてはなりません。医業利益から支出をした際に、安定した資金が手元に残る状態が望ましいです。

キャッシュは、以下の方法で計算することができます。

 

医業収入-(支払った原価+人件費などの各種経費)= キャッシュ(手元に残る現金)

 

高額な医療機器を導入する、スタッフを増員するといった出金を無計画に行っていると、キャッシュフローが安定しなくなり、結果的に自身の収入にも影響が出てしまいます。

患者満足度を高めている

歯科医院の年収を安定させるには、患者満足度を高めることが重要です。患者満足度が高まれば、リピート患者が増え、新規患者の増加も期待できるでしょう。患者満足度を高める具体的な取り組みとしては、以下のようなものが挙げられます。

 

取り組み

内容

医療サービスの質の向上

  • 的確な診断と治療
  • スタッフの対応力、技術力の向上

院内環境の改善

  • 清潔で明るい待合室
  • キッズスペースの設置

情報提供の充実

  • わかりやすい説明
  • ホームページでの症例紹介

サービスの向上

  • 無料の駐車場の確保
  • 土日診療の実施

このように、患者様の目線に立ったさまざまな取り組みを行うことで、患者満足度は高まることが期待されます。結果として、リピート患者や口コミなどで患者が増加し、安定した収入につながるでしょう。

スタッフ育成とチームワークを強化している

歯科医院の経営において、スタッフの育成とチームワークの強化は大変重要です。優秀なスタッフを採用し、定期的な研修を実施することで、スタッフのスキルアップを図ることができます。近年、歯科医療従事者の人材不足が深刻化しており、優秀な人材の確保と育成がますます重要視されています。

研修の種類としては、以下のような例が挙げられます。

 

新人研修

歯科医療の基礎知識、接遇マナー、医療安全など

階層別研修

経験年数に応じた専門知識、技術の習得

特別研修

新しい治療法、最新の医療機器の取り扱いなど

 

また、スタッフ同士のコミュニケーションを活発化させ、風通しの良い職場環境を整備することも大切です。定期的なミーティングの開催や社内イベントの実施により、チームワークを高めることができるでしょう。

スタッフ一人ひとりのモチベーションを維持向上させ、患者サービスの質を高めることで、歯科医院の収益アップと安定経営につながります。優秀なスタッフを確保し、育成することが年収アップの鍵となるのです。

歯科衛生士の採用ならデンタルHR総研

歯科医院の経営を成功に導くためには、優秀な歯科衛生士の確保が重要です。ただし、歯科衛生士の求人・採用は容易ではありません。そんな時におすすめなのが、歯科衛生士の人材紹介サービスを提供する「デンタルHR総研」です。

デンタルHR総研は、従来は歯科医院が行っていた求人原稿の作成から求人媒体の掲載・運用、スカウトメール、応募者への対応に至るまで採用に関わるすべての業務を請け負っています。そのため、求人原稿を書くのが大変、応募者がなかなか見つからない、といった歯科医院長様の採用業務の負担を大幅に減らすことが可能です。

また、歯科人材の入職後のケアにも力を入れており、万全のアフターフォロー体制を整えているのでご安心ください。入職前、入職時、入職後の各段階において、個々の人材に対して辞職をしないための丁寧なフォローを実施しているので、安心して人材採用を依頼できます。お問い合わせフォームからご連絡いただければ、担当者より2営業日以内にご連絡いたします。

まとめ

本記事では、歯医者の年収事情と収入を上げる方法を解説しました。歯医者の平均年収は、勤務医より開業医の方が高額です。開業医になることで収入を大幅に上げられる可能性があります。一方で、経営ノウハウや資金調達など、開業にはハードルもあります。

勤務医でも自費診療の比率を上げたり、患者満足度を高めたりすることで収入アップが見込めます。また、院長の経営方針や勤務先の立地環境によっても左右されます。

年収を安定させるためには、以下の点が重要です。

  • 具体的な経営の方向性を持つ
  • 自院の強み弱みを把握する
  • キャッシュフローを安定化させる
  • 患者満足度を高める
  • スタッフ育成とチームワークを重視する

このように、歯医者の年収は開業や勤務環境によって大きく変わります。収入アップと安定化には、経営力と職場環境の改善が不可欠でしょう。

効率的に優秀な歯科の人材採用を行いたい場合は、ぜひ「デンタルHR総研」をご利用ください。Zoomを利用したオンラインによる無料相談会も受けつけているので、ご希望の方はオンライン無料面談予約フォームからご予約ください。

 

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